逆流性食道炎の治療とは根気が肝心


逆流性食道炎の原因は、なんらかの理由で括約筋が弱まることで胃酸が胃の入り口の弁から逆流し、胃酸や食べ物を嘔吐するものと、生活習慣や食習慣に起因するものがありますが、これらを改善していこうと決意した時、どのような方法があるのでしょう。

まず、逆流性食道炎とは症状であり病気ではありません。放置しておけば食道がんや胃がんの原因とはなりますが、逆流性食道炎自体は病気というよりこれから癌などの病気になっていくプロセスのひとつなのです。ですから、治療とはいっても手術するようなものではなく、医師のスタンスとしては薬物治療を主軸におきます

主にプロトンポンプ阻害薬やH2ブロッカーなどの胃酸を抑える薬を処方されるのですが、そもそも薬というのは症状の苦しみを軽減するためにあるもので治療するものではありません。したがって逆流性食道炎は

薬だけを飲み続けるだけでは完治しません

ポイントは薬による症状の緩和と、そして最も重要なのが、もし今現在、患っている逆流性食道炎の原因が生活習慣に起因しているのであれば、徹底的に食生活やライフスタイルを見直すことの二本柱で治療していくことが重要です。

例えば椅子に座っているときも腹圧が高くならないように、意識的に姿勢を正し猫背にならないように注意し、またズボンのベルトも極端に締めすぎると腹圧が高まり、胃酸が逆流しやすくなるため、若干緩めに締めるなどの日常生活の中でできる工夫が重要です。

また食生活も見直していきます。早食いの人の多くは「噛まずに飲む」傾向にあります。特にカレーやラーメンはあまり噛みません。そうすると胃の中でたくさんの胃酸が分泌され、逆流しやすい環境ができますので、早食いの人はまず早食いを止めよく噛むようにしましょう。また食事内容もご飯や芋料理、スパゲッティやうどんといった炭水化物を減らすようにし、お肉や油ものも控えるようにしましょう。

また飲酒や喫煙も胃酸の分泌を促進し、逆流する要素となりますので、飲酒は控えタバコは卒業しましょう。また食後はすぐに横になると食べたものが逆流し嘔吐する可能性がありますので、最低3時間は起きたままでいるようにしましょう。このように逆流性食道炎とは、日常生活のちょっとした見直しで症状は緩和していきますし、また治療の主軸は薬ではなくこういった

普段の生活習慣の改善です

尚、逆流性食道炎の厄介なところは治療期間が非常に長くかかるのが特徴で、その期間は人によって数年から数十年という時間を要しますので、ここは腹を据えて根気良く治療していく心構えを持つことが肝心であり、また治療期間に比例するくらいの時間、規則正しい生活習慣を送らなくてはなりません。逆流性食道炎の治療とは地味な生活習慣の改善が多く、なかなか何年も実行できない場合もありますが、こういった生活改善と薬の併用しか、今は治療をすることができない厄介な症状でもあります。

逆流性食道炎の治療期間は長期に及ぶ


なかなか改善していかない激しい胸焼けや胸痛、睡眠中の胃液嘔吐などの症状が特徴の逆流性食道炎ですが、この逆流性食道炎の治療の方法としてH2ブロッカー系の薬や、プロトンポンプ阻害薬などを効果的服用することで幾分症状が楽になっていきますが、ただし、この治療には

かなりの時間を要することを予め覚悟

しておいたほうが良いかもしれません。

そもそも逆流性食道炎とは放置すると最終的に食道がんや胃がんの原因となる過程で起きる症状のひとつであって、逆流性食道炎そのものが病気ではないのです。ですから、外科手術などで治るものでもありませんし、治療方法は胃酸分泌を抑える薬の服用と、生活習慣の改善がメインとなるため、手術などによる劇的な症状改善は期待できません

ゆっくりと症状の改善を目指しますので、治療期間は個人差がありますが、長い場合だと数年から数十年かかる場合もあります。数十年ともなると完全に持病の域に達しますし、一生逆流性食道炎と付き合って行く覚悟も必要です。また食道内や胃の中に腫瘍がないかを確認するために定期的に胃カメラ検査も必要になってきます。

このように

一度症状が現れると治りにくく非常に厄介

なのがこの逆流性食道炎なのですが、治療期間を短くする方法はあるのでしょうか?もともと完治するまでの治療期間というのは個人差がありますので、一概に短くなると言い切ることはできませんが、主に食生活の改善によって治療期間を短くすることが出来る場合があります

まず、胃酸の分泌を促進させない食事を心がける必要がありますので、喫煙とアルコールの摂取を控えることが重要です。また食事内容も揚げ物や肉類などの「油モノ」は出来るだけ取らない様にし、またでんぷん質の取り過ぎも激しい胸焼けの原因となりますので米や芋、小麦なども一日の摂取量に制限をかけることで胃酸の分泌を抑えることができます。そして逆流性食道炎の予防方法ともいえるものとして、なにより「食事のときはよく噛む」ことが大事です。逆流性食道炎の症状を発症している人の中には慢性的な肥満体系の人も多く彼らは総じて「早食い」です。

早食いということは噛まずに食べ物をほとんどそのまま飲み込んでいる場合が多く、こういった食事方法だと消化に時間がかかるのと同時に、過剰に胃酸を分泌させ、逆流させる要因となります。食事のときに少し噛む回数を増やすことでおそらくかなりの確率で胃や食道にかかる負担を軽減できるようになりますので、もし辛い症状から開放されたい、治療期間を短くしたいと思うのであれば、これらの食事の工夫で症状がかなり改善される場合があります。


逆流性食道炎が自宅で根本的に改善できる