逆流性食道炎の状態とは


あなたが食する食べ物にはどんなに気を付けても細菌は混ざります。体にとって害のあるもの、あまり無い物も含めて様々な細菌は体の中に取り込まれていきます。しかも体の中は37度で湿度も高く栄養も豊富で細菌にとっては増殖する最高の環境であると言えます。もちろんそのまま増殖すれば体にとって重大な害を及ぼすことになります。

そんな状態を食い止めている部分が胃でもあるのです。胃の中には胃酸が分泌しておりこの胃酸の主な成分は塩酸です。強酸で多くの細菌は

この胃酸によって殺菌される

のです。逆流性食道炎とはそんな胃酸が食道まで逆流し食道を傷つけてしまう状態なのです。通常は胃液が食道内に逆流、侵入するのを防ぐ仕組みがあるのですが様々な要因でこの仕組みがうまく機能せず胃液が逆流してしまうことから起こります。

もともと食道部分には粘液がほどんどありません。そんな場所に塩酸やペプシンを含む胃液が侵入すれば食道の壁の表面の細胞が殺され消化されてしまう事になります。そして食道が傷つくことにより様々な症状が現れてくるのです。



逆流性食道炎の様々な症状


食道が傷つき、炎症を起こすとどのような症状が現れるのか?様々な症状があらわれ自覚症状も当然あります。胸が焼けるような感じがする胸焼けに代表される症状やちくちくと胸が痛む事もあります。胃のむかつきや口の中が苦くなったり酸っぱくなったりと感じる人もいます

食道が傷ついている状態での飲食で食べ物がしみるといった症状を表す人もいます。飲み物でものどにひっかかると感じる症状を感じる人もいます。のどに異物感、圧迫感を感じたりのどがつかえたり食道そのものに痛みを感じる人もいます。つまり

胃から口の中にかけて様々な症状を自覚する

のです。その結果食欲が無くなる人も少なくありません

・胸やけ(胸の痛み、胃のむかつき)
・食道の痛み
・口臭
・のどのつかえ
・咳、ゲップ
・食べ物や飲み物がのどにひっかかる感じ
・のどに異物感、圧迫感
・呑酸(口の中が酸っぱくなる)
・吐き気
・声が枯れる


長引く胸痛は逆流性食道炎の疑いあり?


もし長期間、激しい胸焼けと胸痛が続くようであれば、もしかしたらそれは逆流性食道炎の症状かもしれません。逆流性食道炎とはまだあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、最近増加傾向の現代病のひとつで、様々な生活習慣や労働環境が起因して胃の中の胃酸が逆流する症状で、常に激しい胸焼けと胃酸が食道を逆流することで起きる突発的な咳。そして激しい胸痛があります。

その症状からよく「心臓疾患」を疑われる人もいらっしゃいますが、症状が心疾患とは少し異なるため、もし激しい胸痛と胸焼けを感じるようであれば、逆流性食道炎の疑いが強いでしょう。

特に胸骨裏の痛みは要注意

食事した後に胸骨裏に激しい痛みを覚えることはないでしょうか。逆流性食道炎は激しい胸焼けが代表的な症状ではありますが必ずしもそれだけではありません。実は逆流性食道炎の症状とは食習慣と食事内容に密接に関わってきます。

逆流性食道炎の原因は出過ぎた胃酸が食道を逆流することで起きる強い胸の痛みや背中の痛みといった、主に痛みのもとが上半身に集中しています。ではなぜ胃酸が逆流するのか?

理由はいくつかありますが、まず胃の入り口には

括約筋と呼ばれる弁のようなもの

があり、これが何らかの理由で弱くなることで胃酸が逆流します。

原因として食事内容としてごはんや小麦といった炭水化物を多く取ることで、消化が悪くなり胃酸が過剰に分泌されることで胃酸と混ざり合った胃の中のものが食道を逆流するケース。

そしてアルコールの過剰摂取も原因となる場合があり、一般的にお酒は食前に少し飲むことで胃の働きを活発にする効果がありますが、食事を一切取らずにお酒だけをひたすら飲み続ける、いわゆる「空酒」をすることで胃酸が過剰に分泌され、小腸へ流れていかない胃酸が食道内を逆流することがあります。

さらに喫煙習慣があるのであれば、その可能性はさらに高くなるでしょう。なぜならタバコには胃酸の分泌を促進させる働きがあるから。これらの要因で胃酸は食道内を逆流し、胸の焼けるような痛みが起きるのです。

この症状の緩和方法として、最も効果的なのは胃酸分泌抑制効果のあるプロトンポンプ阻害薬の服用と、食生活や、腹部を圧迫しない服装に変えるなど生活習慣の改善が最も効果的な改善方法で、これによって症状は幾分楽にはなります。プロトンポンプ阻害薬は医師の処方によって服用できます。

ただし逆流性食道炎は一度症状が改善したとしても、なかなか根を絶つことは難しく、非常に根気よく治療していかなくてはなりません。薬を服用しても胃酸は一時抑制されるかもしれませんが、薬が切れたらまたいつものように分泌され、食道を逆流していく可能性があるのです。

また胃酸抑制効果のある薬の長期間服用は、医師の処方のもとで正しく服用していくことが重要ですし、効果の早さや効き目の大きさなど処方される薬によって異なります。もし激しい胸痛と胸焼けで苦しんでいるようであれば、一度医師の診断を受けられたほうが良いかもしれません。

酷い口臭は逆流性食道炎を疑うべきか?


まず、一般的なことですが口臭の原因は主に2つあります。まず一つ目は歯周病や歯槽膿漏、舌苔といった口腔内が原因のもの。そして二つ目は胃からくる臭いが原因のものと二つあります。特に胃から来る臭いは肉の腐ったような凄まじい臭いで、自分でもわかるくらいの口臭です。おそらく胃から来る口臭が酷いようであれば、一度胃カメラで食道から胃にかけて見たほうが良いかもしれません。

逆流性食道炎を放置しておくと、それはやがて食道がんや胃がんの原因ともなりこれらは胃の一部または全部の摘出が必要なくらいの大変恐ろしい病気。もし時々胃から上がってくる胃酸や、常に口の中が酸っぱい唾液で充満しており、激しい口臭を伴っているのであれば、

それは胃がんの前兆かもしれません

この口臭ががんに起因しているかどうかの判別方法として、病院で専門医に診てもらうのも方法ですが、もっと早く自分で認知できる方法があります。皆さんはがん専門の病院へ行ったことがあるでしょうか?○○がんセンターという病院です。このがんセンターへ行くと一般的な病院とは異なる独特の臭いがします。

普通の病院は消毒液の様な臭いがしていますが、がん病院の院内臭は、酷い口臭を持った人の胃の臭いとよく似た臭いがするのです。これは推測なのですが、がん専門の病院というのは連日幾人ものがん患者の手術を行っており、さらに幾人ものがん細胞に冒された臓器を摘出しています。こういったがんに冒された臓器の臭いが院内に染み付いているのかもしれません。

逆流性食道炎とは欧米化が進んだ現代の食生活が生んだ現代病とも言うべき症状で、最終的には消化器系のがんに直結する症状です。この欧米化の進んだ食生活によって、日本人の死亡原因が昭和20年代までは心臓疾患が上位を占めていましたが、昭和40年代から徐々にがんが死亡原因の上位を占めるようになり、今では死亡原因のダントツ1位ががんなのです。

このがんが死亡原因の上位になった理由としては、やはり食生活の欧米化以外に、電車などのインフラ整備が戦後大きく前進したことや、道路整備が進み車社会へ急激にシフトしたことで、国民が総じて運動不足になったことなどが理由として考えられます。その結果大腸がんや胃がん、食道がんというような消化器系のがんの増加が顕著になり、死亡原因の傾向も欧米諸国と同じような傾向を示してきているのです。

つまりたかが口臭と侮って、そのまま放置しておけば胃がんや食道がんの進行を早めることになり、もしかしたら命取りになる場合もあります。もし逆流性食道炎の症状、たとえば激しい胸焼け、胃酸逆流や頻繁に起きるゲップや、歯を磨いても磨いてもなかなか消えない激しい口臭が同時にあるようであれば、原因は胃の中にあるかもしれません早急に胃カメラ診察を受けるようにしましょう

胸痛や動悸が止まらない逆流性食道炎の症状


健康診断で特に指摘事項もないのに、心臓のドキドキが止まらない。また時折襲ってくる激しい胸痛。そして胸痛の前兆として起きるげっぷや胸やけ。これらの症状が起きるようであれば、もしかしたら逆流性食道炎かもしれません

逆流性食道炎とは胃の中で出過ぎた胃酸が逆流し食道内を流れることで、食道内が炎症を起こし激しい胸やけを引き起こす症状をいいますが、この、胸焼けは非常に厄介で、空腹時も食後も慢性的に痛みは続きたとえ水を飲んでも胸焼けが止むことはありません

そしてこの激しい胸やけの原因こそが逆流した胃酸であり、この胃酸が食道内を流れその結果激しい咳をすることになります。そしてそれがやがて食道内が腫れ上がる食道狭窄を引き起こし食道という呼吸時のパイプを細くし、呼吸が苦しくなったことで、体内の酸素不足が起き動機や息切れ、胸痛が起きるのです。

動機や胸痛の原因として逆流性食道炎の他に循環器系の病気の疑いもありますので、明確に逆流性食道炎とも言い切ることが出来ませんが、ただ動機や胸痛が出ると逆流性食道炎よりも怖い、心筋梗塞、不整脈などによる突然死のリスクがあり状態は非常に危険

胸焼けを市販の胃薬で治療するといった方法で治療するのではなく、抜本的に胃カメラ等で食道内部を見た方が良いでしょう。また仮に逆流性食道炎だった場合、この状態を放置する事で最悪食道癌を起こす可能性がありますので、やはり胸痛、動悸が出たら真っ先に循環器系の病院や消化器系の病院で観てもらったほうが良いでしょう。


逆流性食道炎が自宅で根本的に改善できる